今日の県民ふるさとの日の記念式典の中で「新幹線時代を迎えた富山県の今後」と題して、日本総合研究所主席研究員の藻谷浩介さんの講演がありました。藻谷さんは新幹線関連でもう100回以上本県で講演をされているところですが、今回の講演も大変参考になるものでした。簡単に結論をまとめると、新幹線で富山は十分勝ち組になれる。そのためには、
①富山独自の生活文化に支えられた富山でしか作れないブランド商品づくり
②豊かな高齢者やアジアの富裕層にゆとりある生活文化体験をさせる商売
③既存の市街地を拠点に居住環境、教育、福祉などを再集中することが大事。
全国の新幹線駅のある全部の市の状況をくまなく調査された方です。確かなデータに基づく指摘であり、東京の今後の危うさや金沢の観光客増の一過性を的確に指摘されました。我々も知恵を絞って工夫していかないと発展は難しいと痛感しました。